
子どもがいる家庭にとって、車は生活の要。買い物・送迎・旅行などあらゆるシーンで欠かせない存在です。
とはいえ、子どもの年齢や人数によって必要な機能や車のタイプは大きく変わります。
「どんな車を選べばいいの?」
と悩む方のために、2025年最新版の人気車種とともに、快適かつ安全なファミリーカー選びのポイントを徹底解説します。
目次
子育て家庭の車選びで絶対に外せない5つの条件
1. スライドドアは“マスト”装備
子育て中の家庭でスライドドアは欠かせない装備です。特に、狭い駐車場やショッピングモールでの乗り降り時、子どもが自分でドアを開けて隣の車にぶつけてしまう心配があります。スライドドアなら、そのリスクを大幅に軽減できます。
また、電動の「パワースライドドア」が付いていれば、ベビーカーや荷物で両手がふさがっているときでも、ワンタッチで開閉が可能。雨の日や暗い場所での乗り降りもスムーズになり、安全性と快適性が格段にアップします。
2. 室内高の確保で“着替え・移動”も快適に
子どもが小さいうちは、車内でオムツ替えや着替えをするシーンがよくあります。その際、天井が低いと親がかがんで作業しなければならず、腰に負担がかかります。
室内高が1,300mm以上あれば、子どもが立ったまま服を着替えたり、親が楽な姿勢でサポートしたりできるので、車内を“移動するだけの場所”ではなく、“子育ての作業空間”として活用できます。
3. ラゲッジスペースは“ベビーカー+自転車”が入る広さ
1人目の育児だけでも荷物はかなりの量ですが、2人目以降になるとさらに増加します。
- フルサイズのベビーカー
- オムツや着替えが入ったバッグ
- 公園用の遊具や三輪車
- 子どもの自転車
これらを一度に積み込むには、最低でもトランク容量500L以上ある車種が理想的です。また、荷室がフラットで地面との高さが低い設計だと、重い荷物の積み下ろしもラクになります。
4. 酔いやすい子どもには“重心の低い車種”を
体が小さい子どもは、車の揺れに敏感。車酔いしやすい子には、走行時に揺れが少ない車種を選ぶことが非常に重要です。
揺れを抑えるポイントは「車両重量」と「重心の高さ」。たとえば、ホンダ N-BOXのような重心が低く、サスペンションが柔らかい軽自動車や、アルファードのような高剛性・高安定性の大型ミニバンなら、長距離ドライブでも快適に過ごせます。
5. ISOFIX対応のチャイルドシート固定機能
チャイルドシートの取り付けを「シートベルト」だけで行うと、取り付けミスが発生しやすく、万一の事故時に十分な安全性を確保できないことも。
そのため、ISOFIX(アイソフィックス)に対応しているかどうかは、安全性の観点から極めて重要です。
中古車を検討する際には、後部座席にISOFIX金具が付いているか必ず確認しましょう。
ISOFIX(アイソフィックス)とは、自動車の座席にチャイルドシート(チャイルドレストレイント)を確実かつ簡単に取り付けるための国際標準規格です。正式名称は "International Standards Organisation FIX"。日本において、ISOFIX対応チャイルドシートの取り付け金具の装備が義務化されたのは、2012年7月1日からです。
子ども人数・年齢別|おすすめの車種タイプと選び方

子ども1人(0〜3歳)家庭向け
- おすすめ車種:ホンダ N-BOX、スズキ スペーシア、トヨタ ルーミー
- 理由:コンパクトなボディにスライドドア搭載で、都市部でも扱いやすい。チャイルドシート1台なら余裕あり。
- 補足:乗り心地を重視するなら、サスペンションが柔らかめのN-BOXが安心。
子ども2人(0〜6歳)家庭向け
- おすすめ車種:日産 セレナ、ホンダ ステップワゴン、トヨタ ヴォクシー
- 理由:チャイルドシート+ジュニアシートの2台を並列可能。自転車や三輪車の積載にも余裕あり。
- 補足:ヴォクシーはToyota Safety Sense搭載で安全性も高く、後席からの視界も良好。
小学生以上の兄弟がいる家庭向け
- おすすめ車種:トヨタ アルファード、ホンダ オデッセイ、マツダ CX-8
- 理由:ラゲッジ容量や室内空間の広さが段違い。部活用品や大型荷物も余裕で積載。
- 補足:重心が低く安定感ある走行性能で、長距離ドライブにも最適。
ママ友や周囲の声をもとに選んだ!子育て家庭におすすめの車ランキング
子育て中のママ友や周囲のファミリーからよく聞く意見や口コミをもとに、子ども連れの生活に便利で使いやすいと評判のファミリーカーをランキング形式でご紹介します。
実際の使用感や安全性能、乗り心地などリアルな声を反映しているので、これから車選びをする方の参考になればと思います。

【コスパ重視】中古で買うならこれ!おすすめミニバン4選
近年は「中古でも性能の良い車を賢く選びたい」というニーズが急増。
以下の車種は、価格と機能のバランスが良く、特に子育て世代におすすめです。
中古車市場では、3~5年落ちで走行距離5万km未満が狙い目。以下の車種はコスパが高く、育児向け装備も充実しています。
・トヨタ ヴォクシー(2018~2021年式)
特徴:両側パワースライドドア搭載、安全装備も充実
ポイント:Toyota Safety Senseで衝突回避支援も万全。2列目・3列目が広く、ジュニアシート2台+荷物でも余裕あり。
・日産 セレナ e-POWER
特徴:モーター駆動で静か&低燃費
ポイント:停車・発進時の揺れが少ないので、車酔いしやすい子にも◎。収納スペースが豊富で長距離移動も快適。
・ホンダ フリード
特徴:コンパクトなのに3列シート
ポイント:都市部でも扱いやすいボディサイズ。2列目が独立シート仕様なら、チャイルドシート2台でも乗せ降ろしがラク。
・トヨタ シエンタ
特徴:低床設計で乗り降りがしやすい
ポイント:小学生の兄弟がいる家庭でも対応可。2列目のスライド調整幅が広く、成長に合わせてフレキシブルに使える。
中古購入時のチェックポイント
✅ ISOFIX対応の有無
→ チャイルドシートを安全かつ正確に取り付けられるかを左右。事故時のリスク軽減にも直結。
✅ 車内の清掃状態・異臭有無(禁煙車が望ましい)
→ 小さな子どもが乗るため、清潔さは非常に大切。たばこの臭いやペット臭があると、快適性が損なわれます。
✅ 車検残や保証内容
→ 購入後すぐに追加コストが発生しないかをチェック。保証がある車両は、万一の修理費用リスクも抑えられます。
✅ 試乗で揺れ・加速・ブレーキの挙動確認
→ 車酔い防止や安全性を見極めるために実際の運転感覚を確認。特に子どもを乗せたときの加減速のスムーズさは重要です。
【まとめ】子どもの成長とライフスタイルを見据えて“未来基準”で車を選ぼう

今の快適さだけでなく、3~5年先のライフスタイルも見越して車を選ぶのが重要です。以下の観点で比較検討しましょう。
- スライドドアで安全&乗り降りしやすいか
- 車内空間と荷室の広さは十分か
- 長距離移動でも酔いにくい走行性能があるか
- ISOFIX対応など育児サポート機能があるか
「中古車でも育児しやすい車が欲しい…」
「チャイルドシートが2台入る車ってどれ?」
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