
「うちの子、もう4歳なのにまだ箸がうまく使えない…」
そんな風に不安になっていませんか?
実はこの悩み、よくあること。
友達や周りの子どもがスムーズに箸を使い始めていると、
不安になるものですよね。
私の子供も現在4歳。同じように悩んだ親の一人です。
この記事では
・4歳児の箸に関する発達の目安
・箸が使えない理由
・おすすめの練習方法と親のサポート(実体験あり)
以上3つについて紹介します。
4歳児の箸に関する発達の目安
結論、4歳児で箸が使えないことは遅くありません。
書籍「ものと人間の文化史 102 箸(はし)」によると、
『手を構成する骨(手根骨)が発育し、その周りの筋肉とのバランスが整う時期』は5歳頃と記されています。
実際、4歳で箸がうまく使えない子もいれば、もっと早く使い始める子もいますし、5歳を過ぎてから使い始める子も珍しくありません。
4歳児の発達段階では、手先や指先の運動能力がまだ完全に発達していないため、箸を使うのは難しい場合があります。また、生活環境や食事のスタイルによっても箸を使う機会が少なかったり、興味が湧かなかったりすることもあります。
なので、遅れているわけではないことをまずは理解しましょう。お子さんの成長に合わせて、焦らず、少しずつ練習していくことが大切です。
箸が使えない理由とは?
4歳児が箸を使えない理由として考えられるものを3点紹介します。
①手先の発達が未熟
箸を使うには、指先の細かい動きが必要になるため、先述の通り手の発育のバランスが整うのが5歳頃であるため、力加減や細かい指の使い方が難しく、慣れるのに時間がかかる場合がある可能性があります。
②興味を持っていない
箸を使うこと自体にあまり興味を持たない子もいます。
スプーンやフォークで十分食事ができるので、わざわざ箸を使う必要性を感じていない場合も。
③失敗するのが嫌
箸を使うのは4歳児にとっては難しく、失敗すると食べ物が落ちたり、うまくつかめなかったりすることがあります。
失敗が続くと「できない」と感じてやる気をなくしてしまうことがあります。
あくまで、上記の3点は考えられる例に過ぎませんが、
適切な方法でサポートすることが、箸を使えるようになる第一歩です。
おすすめの練習法(実体験あり)と親のサポート
箸を使える様になるためには、無理なく練習することが大切です。
楽しく練習できるように、以下の方法を試してみてはどうでしょうか?
①エジソン箸を使う
②粘土で練習
③おもちゃで練習
①エジソン箸を使う
エジソン箸とは、2本の箸同士がつながっており、指を入れるリングがついている箸のことです。我が家でも使用しています。
メリットとして箸を使ったことのない小さい子でも使いやすく『箸を使って食事ができた』という成功体験が積めることです。また、細かい手先の動きもエジソン箸を使うことで鍛えられるきっかけになります。
ただ、2本の箸同士が繋がっていることにより、使っている感覚としては『トング』を使用している感覚に近いとも感じました。なので、箸を使うための導入として使うのはかなりおすすめします。あくまで通常の箸を使うためのステップアップとして利用されるのがおすすめです。
引用:エジソン箸
②粘土で練習
箸の練習に粘土を使用するメリットとして3つあります。
①自由に大きさ・形を変えれることで難易度を調整できる
②遊び感覚で練習できる
③弾力があり、つまみやすく成功体験が積める
以上の3点です。
粘土自体、幼稚園・保育園でも触れ合っていて、お子さんも好きなものではないでしょうか。
なんと言っても自由に大きさ・形を変えれるのが便利ですよね。
おままごと感覚で遊びながら練習ができ、弾力もあるので摘まみやすく成功体験も積みやすいです。
粘土を利用したおもちゃも多数販売されているので、お子さんが好きなものがきっと見つかるのではないでしょうか。
③おもちゃで練習
おもちゃで練習するメリットとして、1番は『遊びながら練習できる』ところです。
知育玩具、パズルゲーム、おままごとなど目的別に豊富に展開されているので、お子さんが好むおもちゃが見つかるのではないでしょうか。
有名キャラクターとのコラボ商品などもちろんあるので、お子さんの興味・関心を引いた上で箸のトレーニング・上達につながっていくと思います。
特に、うちの子供はおままごと遊びが好きなので『箸入りの食べ物のおもちゃセット』だったり、お子さんの特性に合ったおもちゃ選びをされるのがおすすめです。
親のサポート
箸を使えるようになるためには、親のサポートがとても大切です。強制するのではなく、励ましながら一緒に練習することがポイントです。
成功体験を増やす
小さな成功でも「上手にできたね!すごい!」と褒めてあげましょう。パパやママに褒められると、お子さんは『よし、次も頑張ろう』と思い、お子さんの自信に繋がります。
失敗しても焦らない
失敗を恐れず、優しく声をかけてあげましょう。子どもは失敗すると、『もういや。やりたくない』となりがちですが失敗しても、「大丈夫。次はできるよ」と励ますことが大切です。
楽しみながら練習する
練習をゲーム感覚で進めると、子どもも飽きずに楽しみながら学べます。紹介したような『粘土』『おもちゃ』などを試してみることで、遊び感覚で練習ができ、親子で楽しむことでさらに成長が期待できます。
まとめ まだ焦らずに。でも続けることが大事
4歳で箸が使えなくても、それは決して遅いわけではありません。大切なのは、焦らずにお子さんのペースで進めることです。少しずつ練習を積み重ねて、楽しみながら箸を使う自信を育てていきましょう。
周りの子どもと比べて焦る気持ちもあるかもしれませんが、お子さんの成長に合わせて焦らず進めば、必ずできるようになりますよ。楽しんで練習を続けていきましょう!